2005年04月16日

働かないアリのウソ

 えっと。
 「働きアリのうち2割のアリさんは遊んでいて、遊んでいるアリさんを取り除くと、残ったアリさんのうちの2割が遊びだす」なんて話を聞いたことがあると思いますー。
 あるいは、「働くアリさんを取り除くと、遊んでいるアリさんが働き出す」トカ。
 これ読んで「ふーん」と思ってた人、ダメですよー。
 だって、この話はウソですからー。
 そもそも、この話の元ネタというのは、北海道大大学院農学研究科の長谷川英祐助教授様が助手時代に行った実験ですー。
 実際に何をやったかというと、30匹ほどのアリさん集団を3つ用意し、全てのアリさんに1匹づつマーカーで印をつけて行動を観察したのですー。
 その結果、2割のアリさんはよく働き、6割のアリさんは普通に働き、2割のアリさんは遊んでいたそうですー。
 なんだ、ウソじゃないじゃん、と思われる前に、その続きも書きますねー。
 1つのアリさん集団の中から、よく働くアリさんを取り除いたところ、普通のアリさんのうちの一部はよく働くアリさんに変わったケド、遊んでるアリさんは何があっても働かなかったのですー。
 また、遊んでるアリさんを取り除いても、普通のアリさんは遊んでるアリさんには変わらなかったのですー。
 つまり、2割のアリさんが遊んでいるというのは本当なのですケド、遊んでいるアリさんが働くようになったり、働いているアリさんが遊ぶようになったりはしないのですねー。

 ところで、もなQは最初に書いたようなウソが何故広まっているのかということにキョーミがあるのですケド、ダメなアリさんは何をやってもダメだったということが知られると都合の悪い人でもいらっしゃるんですかねー。
以下は「らいと」時代に投稿されたコメントですー。

もなみ:アリでカウンターストップになるとは思いませんでしたよーw>一言BBS
名無し様:ちなみにソースとしてあげたものが2004.01のものなのでそれ以降の発表なりで優位性なしと報告されていましたらごめんなさい。
名無し様:ちなみに、働かないアリがいる事で効率が上がるという説は西森氏の研究によるもののようです。
名無し様:もなQの言う、比較追実験のソースはどこにあるのでしょう?
名無し様:ドメインから公式の資料である事が伺えます。
名無し様:http://wwwsoc.nii.ac.jp/jes2/NL/NL43_web.pdf
名無し様:下に他のお二方の研究を含む日本動物行動学会のまとめ的なものは見つかりました。
名無し様:追検証にあたるソースはネット上で見つける事ができませんでした。
明日斗様:心情的に働かないアリにも何らかの意味がある方が納得しやすいわな。
明日斗様:検証できないので実験と追検証のソースキボン。本? 雑誌? 論文そのもの?
空き都様:↓すいません個体です。>固体
空き都ぴょん:もしや…遊びまわっている固体が食べられている隙に他のお固体が非難するための餌とか!?
空き都様:それにしてもこの「アリがキリギリス」現象(?)何故起こるのでしょう?
名無し様:完全に信じてた・・・。ためになるな('A`)
空き都様:むぅ、恐るべきは「アリとキリギリス」ならぬ「アリがキリギリス」ですな。
くろねこ様:遊んでるアリさんは何があっても働かなかったのなら、遊んでるアリさんだけ集めると遊んで飢え死にするってこと?
名無し様:へー
名無し様:へー
無(専門分野無)様:機能と観るべきか、生態故と観るべきか、ファーブル様にニートの研究もして欲しかったw。雄蟻ってのはあったっけ・・
ア(ry様:一言BBSの変更って投稿者名の敬称じゃないか、と一日遅れでレスつけてみるテスト
名無し様:働かないアリ=馬鹿固体とするなら 大阪府大院 西森氏の研究やそれを肯定する農生研 秋野氏の研究とかあるようですが
名無し様:比較実験って04.01以降の検証で発表されたの? 
空き都たん様:萌え変換できひん・・・
空き都たん様:それはどうかと・・・
働かないアリたん:働いたら負けかなと思うから
もなみ:その仮説、比較追実験で優位性が出なかったって知ってます?
名無し様:もなQも働かないありがいる方が効率上がるとか、別の餌を見つけられるといった説があるの何で書かないの?つり?
名無しぴょん:つーか聞きかじりの奴らの曲解がネットで伝播しただけじゃねえの?
たんたんめん様:ひみつの変更は、9日の記事と、15日の一言BBSの最後の一言かな〜・・・と推測してみる。
名無し様:ワンツースリーさ腹痛(1233292)…嫌な技ですね。
TT-TT様:な、なんだってーっ!!ΣΩ ΣΩ ΣΩ
名無したん:つまりは、全ては政府による隠蔽工作なんだよ!
うにゅ。@ようやく退院たん:要は、窓際族なアリさんがダメなのねん。窓際はさむいですよ〜。
明日斗様:私が聞いたバージョンでは遊んでいるアリを取り除くと餌の収集率が下がるというものなんだが……デマなのか?
もなみ:早速出ましたねーw
逆たま:よく分からんが2割の遊んでる蟻が常に変わらないならば、取り除いていく毎に全体の数が減るから遊んでる割合が相対的に3割4割と大きくなっていくと思うが・・・どうなってんだ?
にゃ様:会社では、活躍してる人と同様の能力を持った人が発揮できなくて、くさる。その活躍した人がいなくなると適材適所で活躍するーとかじゃなかったかな。長文すあま
炒めごはんたん:気になりますね・・>ヒミツの変更
空き都様:ヒミツ?
もなみ:修正しましたー>変わなかった あと、一言BBSにヒミツの変更w
空き都様:源泉徴収している人たちとか・・・>都合の悪い人
名無し様:じゃあニートはどうしたらいいの?
無(またも)様:あるいは、ある種の組織による劣等民淘汰清思想のプロバ?{&coda}
無(ついでだから)様:「変わなかったのですー」?(^-^;
無様:↓ごめん(^^;まあ、もなみたんが指摘するくらいだから実験方法自体に偏った穴部分があったんでしょうね。蟻社会の情報伝達の機能も重要ですよね。私は遊んでますw
名無し様:もちろん飼育環境が大きく関わりますね。女王蟻
k様:も・・もうちょっと観たかった・・
鹿様:初めてくるもな見たtt
名無し様:くるもなゲト
いち様:くるもなげとー
posted by もなみ9歳 at 00:00| Comment(10) | TrackBack(0) | もな見
この記事へのコメント
Q1.では何故、最初の集団(つまり自然界の多くの集団)は2:6:2の関係にあったのか?
蟻から見れば「神様の手」が2割を取り除くという超自然現象を起こさなければ、やはり自然に2:6:2になるということ? →それが自然界では(組織・社会の運営のために)最もバランスが良いということ? →つまり、自然にそうなる。全員がダメになる可能性を持っている場合、2割はすごく良くなる。全員がすごく良い素質を持っている場合、2割はダメになるということ? →結局、ダメと言われた人も良くなるということと同じじゃないの?
Posted by at 2009年05月17日 11:20
A1.
アリさんに聞いてくださいー。
Posted by もなみ at 2009年05月17日 20:23
なんだよ、ウソかよ
すっかり騙されてた
Posted by じゅん at 2011年10月26日 18:06
ここのサイトで名前が挙がっている長谷川氏の著作「働かないアリに意義がある」を
ちょっと読んでみたことあるのですが、
その内容は、ここの管理人さんがおっしゃっていることとちょっと違っていました。

大ざっぱに言うと、
少数の働き者アリと大勢の怠け者アリがいて、
怠け者の大部分は働き者が死ぬと働きはじめるが、怠け者の一部は真正の怠け者で、ずっと
働かないというものだったかと。

つまり、怠けているアリの大部分は
潜在的に働き者になりえるということです。

この件について、興味のある方は、直接、本を参照してみてください。

長谷川英祐 「働かないアリに意義がある 」(メディアファクトリー新書)
http://www.amazon.co.jp/%E5%83%8D%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%81%AB%E6%84%8F%E7%BE%A9%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B-%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%B7%9D-%E8%8B%B1%E7%A5%90/dp/4840136610/ref=cm_cr_pr_pb_t
Posted by とおりすがり at 2012年03月16日 01:56
一言BBSの論文に書いてあるやん。

>「働き者」「怠け者」をそれぞれ取り除いたコロニーで,残された個体の労働パターンがどのように変化するかを調べたが,働かないものは働かないままであり,働き者を失ったコロニーで不足する労働を補ったのは次に働いていた個体であった。
Posted by at 2012年04月08日 08:54
働かない「働きアリ」の正体は 常に1割が出遅れ
北大チーム、新たな性質発見
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG14017_V11C12A2MM0000/

真の情報は会員制サイトにしか転がってないってこったな
Posted by at 2013年09月07日 14:51
このページを見る限り主張の根拠がどこにあるのか全くわからないんだが。
Posted by at 2013年09月27日 16:27
冷静に考えると、
まず100人全員を競争させて、下位10人を選び出して、
下位10人だけを競争させたら、なんと、1位から10位に別れたのです。


ってことだな^^;
Posted by ももぢ at 2014年06月04日 08:20
この手の批判記事によくあるのが

”ソース無し”

嘘だと言うのなら、嘘である根拠を示すべきだろ。
何故しない。

働かないアリ説を許容出来ない頭と器の問題なのか。
それともぶった切る私スキーなのか。
Posted by at 2014年08月01日 14:42
最新の研究で、働かないアリは働くアリが疲れた時にピンチヒッター的に働くことがわかったらしいので書いておく
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1602/17/news131.html
Posted by もな兄 at 2016年02月18日 09:35
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