2007年03月14日

遺伝子組み換えって5%までならOK?

 えっと。
 最近、コンビニトカで食べ物を買おうとすると、「遺伝子組み換え食品は一切使用しておりません」トカ大きく書いてあったりするものを見かけますねー。
 もなみは遺伝子組み換え食品の是非について何か言うつもりはありませんケド、フシギだったのは、そんなこと大きく書かなくても、品名のところを読めば「(遺伝子組み換えでない)」って書いてあるのに、なんでわざわざ大きく宣伝するのかなーということー。
 そうしたら、ちょっと前に遺伝子組み換え食品に関する「知ってますか?」的アンケートで、「遺伝子組み換えでないと書かれていても、5%以下なら遺伝子組み換え食品が含まれていてかまわない」というのがあって、だから「一切」とわざわざ断ってるのですねーと思ったりしたわけですー。
 それにしても、「遺伝子組み換えでない」と表示しておきながら、5%以下なら遺伝子組み換え食品を混ぜても構わないなんて、酷い話だと思いませんかー?
 実は、これ厳密には正しくない解釈なのですケド、そもそも5%以下なら含まれてかまわないという話の根拠について知ってますかー。
 原材料表示であれば、最初に調べるのは「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」、通称JAS法なのですケド、これを見ても「遺伝子」という言葉は見当たりませんー。
 それで色々探ってみたところ、東京都福祉保険局様のページの中に遺伝子組換えに関する表示に係る加工食品品質表示基準第7条第1項及び生鮮食品品質表示基準第7条第1項の規定に基づく農林水産大臣の定める基準という、もなみが知っている中でも最も長いのではないかと思うような凄い長い名前の告示がありましたー。
 ここには、遺伝子組み換え食品なら「遺伝子組換え」、遺伝子組み換え食品を含んでいそうなら「遺伝子組換え不分別」表示しなければならないケド、遺伝子組み換え食品を含んでいなければ「遺伝子組み換えでない」表示しても構わないと書いてあり、このままだと5%以下ならOKという根拠が不明なのですケド、よく読むと「意図せざる遺伝子組換え農産物又は非遺伝子組換え農産物の一定の混入があった場合」は「分別生産流通管理が行われたことを確認したものとみなす」となっており、どうやらこれが「5%以下ならOK」の根拠みたいなのですー。
 ところで、「分別生産流通管理」って何なんでしょう?
 これが判らないと話になりませんよねー。
 この言葉と、ほとんどイコールなのはIPハンドリングシステムという言葉ですー。
 IPハンドリングシステムというのは、農家、輸送、輸出、加工の各段階で遺伝子加工品が混じってないことを証明する証明書を発行するシステムのことで、上に書いた全ての段階で証明書が揃っていて初めて遺伝子組み換えでないということになるのですー。
 ちなみに、管理方法や確認方法や証明書などは財団法人である食品産業センター様マニュアルを作成しておりますー。
 そして、このマニュアルに5%以下という言葉が書かれているのですー。
 ただし、マニュアルをよく読むと、この5%以下というのは「意図せざる混入」だけで、「意図的に遺伝子組み換え農作物を混入させた場合」は、たとえ5%以下であっても「分別生産流通管理を行ったことにはなりません」と書かれていますー。
 つまり、5%以下なら遺伝子組み換え食品を混ぜても構わないのではなく、意図的に混ぜたなら1%でも駄目で、うっかりでも混ざってしまう可能性を5%以下にしなければならない(そして、この5%以下という数値の根拠は、遺伝子組換え食品部会における技術的検討のための小委員会報告に書かれているため)ということなのですよー。
 まー、常識的に考えれば、どれだけ流通を厳密にしても、多少なりとも遺伝子組み換え食品が混じってしまう可能性は否定できませんので、あとはこの5%という数字が大きいのか少ないのかという問題ですねー。

 参考までに、もなQは1%を超えたら「遺伝子組み換え」と表記し、「遺伝子組み換えでない」と表記していいのは0.1%以下というEU基準を書いておきますねー。
posted by もなみ9歳 at 20:11| Comment(7) | TrackBack(2) | もな見
この記事へのコメント
ブログ名の下に遺伝子組み換えでないと表示してましたが、遺伝子組み換えをしたもなQがどうなるのかも見てみたいところですね
Posted by ア(ry at 2007年03月14日 22:19
遺伝子を取り込んで違うものに変わった人って居るのだろうか。

遺伝子組み換えと品種改良なんて何ら変わらないがイメージが悪いな。
うま味調味料みたいに名前変えるべき。
Posted by うし at 2007年03月16日 19:08
コーヒーも昔は1%混ぜただけで○○ブレンドを名乗れたそうだが今はNGみたい。

遺伝子組換作物が嫌悪されてるけど、抗花粉症米が出回ったら喜んで買う人が多そう。
Posted by at 2007年03月16日 21:29
遺伝子組み換えをしたもなみたんは、發中のヘアアイテムにメイド服でぼにぅが出るようになるデスと思いますぅですー
Posted by TT-TT at 2007年03月17日 15:09
うっかりでも混ざってしまう可能性を5%以下にしなければならない、というよりは「可能性は否定できないが統計上の有意差は出るようにしなさい」という方が理想的解釈でしょうねえ。メーカーはわざと字義通りに解釈してるようですが。
Posted by chicken at 2007年03月30日 00:26
日本みたいな畑の面積が小さなところだと、隣の畑で遺伝子組み換え品種を使われたら洒落にならないくらい混入ありそうですね。

その辺りが関係してそうですね。

ちなみに遺伝子組み換えの種子は農薬耐性品種で農薬会社が売ってたはずです。
Posted by at 2007年04月11日 02:14
この記事に関してのコメントでないんですが。

もなみんがんばれー。
忙しさも日常と思えばまたいいものです。

80才のもなみんが今を振り返ったときに
笑い話にできるよう応援していますー。
Posted by yura at 2007年04月25日 20:42
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