2010年12月28日

流出ビデオの著作権

 えっと。
 尖閣諸島の衝突ビデオ流出に関して、国家公務員法の守秘義務違反で警視庁から東京地検に書類送検が行なわれましたねー。
 これで、もう別件では訴えることはできなくなりましたー。
 で。
 今回の話って、このへんでもそういう話題が挙がっていましたケド、著作権違反で訴えることは可能だったのでしょうかー。
 というのも、今回のビデオは、明らかに公衆送信権に違反しますし、著作権表示がなされていない上、公衆に提示される前でしたので、著作者人格権のうち氏名表示権と公表権にも違反しているのです(上述リンク先では、国会で先に上映されているから公表権侵害に当たらないと書いてありますケド、国会で上映されたのは、これを更に6分に編集したもので、流出ビデオに含まれない、意思によって公開しなかった部分が含まれているため、同一物と考えるのは無理があります)よねー。
 ですから、今回の衝突ビデオが著作物であると認められれば、確実に有罪に持っていけた上、実は国家公務員法守秘義務違反(第百条)での罰則は、懲役1年以下または50万以下の罰金と、極めて軽いものに対して、著作権違反は人格権違反なら懲役5年以下または500万以下の罰金公衆送信権違反なら懲役10年以下または1000万以下の罰金と、圧倒的に罪が重いのですよー。
 では、衝突ビデオ著作物なのでしょうかー。
 そこで、著作権法での著作物の定義について、もう一度考えてみましょー。
 著作物というのは、
 思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの
 となっていますー。
 このうち、思想又は感情を創作的に表現したもの、という部分に関してですケド、たとえば防犯カメラの映像は著作物なのかというと、そこに思想や感情が入っていないため、著作物ではないことになるのですケド、今回のビデオに関しては、中国様の横暴を暴くという思想又は感情のもとにビデオを編集しているのですから、クリアできていますねー。
 問題は、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものかどうかですー。
 このうち、文芸、美術、音楽は明らかに違いますので、後は学術の範囲に属するものか、なわけですケド、これが難しいのですよー。
 今回の流出ビデオは、あくまで内部資料あるいは裁判時の資料として作成されたものなのですよー。
 これを「法学」という学問のための「映画」だ、というのはどう考えてもキベンで、やはり「報告」のための「映像」に過ぎないと考えるべきでしょー。
 つまり、何らかの学術で使用する目的で作成されたわけではないため、流出ビデオは著作物の要件を満たさないと、もなみは考えますー。
 もっとも、過去にもそういうケースで争われたパターンはないようですし、今回のビデオに関しては著作物に認定されるのか、そうでないのかは実際に訴えてみないとわからないのですよねー。

 そういうわけで、もし著作権違反で訴えていたら、今後の参考になる事例になったのに、と、もなQは思ったのでしたー。

名無したん:閉鎖される前にはくるもなをみたいなぁ
名無したん:閉鎖される前にはくるもなをみたいなぁ
名無したん:あけもなでちゅう
NABEたん:あけまして、おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
もなみ:↓確かにおかしな使い方でしたし、削っても問題ないので削りましたー。
名無したん:書類送検で一事不再理は確定しないんじゃないかな
名無したん:くるもなげとー
posted by もなみ9歳 at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | もな見
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