2007年07月21日

もう1つの捏造記事

 えっと。
 段ボールで偽装した肉まんという記事が捏造だったというニュースが、ものすごい勢いで流れていますねー。
 そして、その記事を読んだヒトの中には、段ボールで偽装した肉まんという記事が捏造だったというニュースが偽装じゃないかという疑いを持っているヒトもいらっしゃったりして、もう何がなんだかさっぱり判りませんー。
 個人的な意見を言わせてもらいますと、中国での報道というのは全て政府の監視下にあるのですケド、最近は敢えて偽装食品の報道を自国内で放送させることで、食の安全性を高めようという姿勢が政府にあることを海外に見せようという方針を取っていて、だからこそ今回の段ボール肉まん報道も放映できたのですケド、その流れのおかげで病死豚肉のように、偽装食品ニュースが事実なら事実と公開するという方針を取っていますので、段ボール肉まんだけ事実を捏造と偽装するというのは不自然ですから、博士の独り言様のおっしゃるようにマッチポンプカモ知れないにしても、やっぱり段ボール肉まんの記事そのものは捏造記事だったのではないかなーと思いますー。
 もっとも、だからといって段ボール肉まんの存在まで否定するかと言いますと、たとえば産経新聞中国総局記者の福島香織様が記事で推測されてますように、事実を元に捏造してしまったのではないかという疑惑までは否定できませんケドねー。
 ところで、そもそも苛性ソーダで処理した段ボールなんて食べることなんてできるのでしょうかー。
 苛性ソーダって、ようは水酸化ナトリウムなわけで、これって強アルカリだから、そのままですと苦いですし、たんぱく質は変性しちゃいますし、脂と混ざると石鹸になっちゃいますから、なんらかの方法で中和しないと肉まんには混ぜられないのではないかと思うんですよねー。
 一番簡単なのは塩酸で中和して、塩化ナトリウムと水にすることなのですケド、これって食塩水ですから、こんどは塩っ辛くて食べられないのではないかとー。
 そう思っていたら、段ボール肉まんを実際に作ったという記事がありましたー。
 とりあえず記事を読んで、やっぱり作れるんだーと思ったヒトー。
 騙されてはいけませんよー。
 この記事は捏造と思われますからねー。
 まずは問題の部分を引用してみましょー。
 萬福氏は事前に用意した不気味な茶色の“段ボールミンチ”を取り出した。「沸騰したお湯に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を溶かして、そこに段ボールを5時間ほど浸し、取り上げてからよく水洗いして包丁で叩いてミンチにしたよ」
 苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)というのは水と混ぜるときですら猛烈に反応して高温になりますので、突沸して飛散しないように注意しなくちゃいけないというのは、小学校でも習うような話なんですケドー。
 ましてや、化学工業用99%固形苛性ソーダ記事の写真参照)を熱湯に入れたりなんかしたら、確実に周りに飛び散りまくりますので、全身大火傷はもちろん、失明くらいならまだまし、ぶっちゃけ死亡事故になってもおかしくありません(水酸化ナトリウムの危険性について詳しく知りたいヒトは国際化学物質安全性カードでも見てください)ー。
 つまり、実際は、この記事のとおりにはできないことは明らかなので、捏造された記事の可能性が極めて高いですー。
 余談ですケド、これ以外にも5時間で段ボールが黒焦げになるような濃水酸化ナトリウム水に漬けた段ボールを水洗い(通常アルミ製なので残留水酸化ナトリウムでシンクが腐食します)トカ、普通の菜ばしでかき混ぜたの?トカ、色々とおかしいところがありますよー。

 そういうわけで、もなQは世界中を騙した中国の捏造記事と、もなQに一瞬で見破られるような日本の捏造記事を見比べてみて、捏造技術に関して日本は中国の足元にも及ばないように感じましたので、日本にももっと頑張ってほしいなーと思いますー。
 あれ?
posted by もなみ9歳 at 11:42| Comment(9) | TrackBack(1) | もな見
この記事へのコメント
日本の捏造はお粗末過ぎますね。
個人、団体、公私問わず。

中国のが立派かと言うとそうでもないんですが。
Posted by yura at 2007年07月21日 11:54
文章の変なところを修正したり追記していたりしたら既にコメントが!Σ
早すぎですよーw
Posted by もなみ at 2007年07月21日 12:02
むしろバレバレの"偽"段ボール肉まんで本当に実在する段ボール肉まんを煙に巻こうという作戦でしょう。
#日本の記事の場合検証して「そんな訳ないじゃん」って事になりますが中国の場合明らかに怪しい部分があっても一笑に付せないのが恐ろしいところですね
Posted by at 2007年07月21日 16:18
そういえば某探偵も作ってたような
Posted by at 2007年07月21日 19:25
探偵ファイル様のほう見てきましたー。
あちらのほうは、さすが大住兄様というか、作り方に特に問題はない(つまり捏造ではない)と思いますー。
ただ、よく見ると水酸化ナトリウムに漬けた前と後とで色にほとんど変わりがありませんし、入れた瞬間の写真でも蒸気も泡も出ていないところを見ると、かなり薄い濃度の水酸化ナトリウム水溶液に、しかも短時間(1時間)漬けただけで、実際のレシピのように濃水酸化ナトリウムで黒く変色するまで漬けたわけではないですから、普通の水に漬けたのと、ほとんど違いがないのではないかと思います(捨てるときもシンクに直接流せてますし)ー。
Posted by もなみ at 2007年07月21日 20:53
>早すぎですよーw
おや、フライングでしたか…
記事の変更点を見て一人納得させて頂きますね。w

人間は見えないものに対して無意識の恐怖を持つものです。
恐怖は対象を過大に見誤らせるものだと思います。

日本人に中国の内部が見えてないだけで、
事実はそう大層な事でもないんではないでしょうかね。
Posted by yura at 2007年07月22日 02:57
捏造でも事実でも中国産食品の類は避けたいとこ。
かと言って国産も信頼出来ない時代になってますかね。
Posted by うし at 2007年07月22日 14:20
中和した後水でさらせばよくね?
Posted by    at 2007年07月22日 22:19
wikipediaの「高温(170℃)で焼けば残らない」(意訳)を信じるなら処理した後ダンボールだけをフライパンで焼けば手軽やね。

化学には(も)疎いので加熱分解できるかは知らんが。
Posted by    at 2007年07月22日 22:56
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